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 インスペクションウェアとは?

インスペクションウェアは自動NDEシステムを構築する技術者のための進化する開発プラットホームです。インスペクションウェアはソフトウェアプログラマーを必要とせず、NDEシステムを自由に構築するために必要なドラッグアンドドロップツールを提供します。インスペクションウェアは、開発者が独自アプリケーションを作成、配布、保護することを可能にします。エンドユーザーとしては、インテグレーターが開発、あるいは独自で開発したにしても、必要なものを得るためのフレキシビリティーの恩恵を十分に受けることになります。

 簡単操作で高度なNDE

ウィンスペクト(Winspect)などの汎用製品は、多くの検査システムにとって必要以上の制御機能を持っています。インスペクションウェアでは、オペレーターに必要なことだけ表示するシンプルで使いやすいグラフィカルコントロールパネルを構築することができます。インスペクションウェアは高度な検査を簡単な操作でできるようにします。

 欲しい機能を正確に構築

インスペクションウェアは、どのようなタイプのNDEシステムにも制限なく対応できます。インスペクションウェアの適用範囲は、コンポジット材やエンジンディスクあるいは鍛造品などの標準的な検査システムから、コンポジット材のキュアサイクル、接着剤のモニターのようなプロセス制御のアプリケーションにまで広がります。

 すぐ始めるのに最適

インスペクションウェアはゼロからスタートする必要がないため、時間と開発費用を節約します。広い範囲のNDEハードウェアと多くのデータ処理機能をビルディングブロックのドラッグアンドドロップ操作で自動的に接続します。システムは月単位ではなく日単位で開発、納品が可能です。一度配備すると、以降は短時間でカスタマイズできるようになります。アプリケーションは移植性があります。新しいシステムは、たとえそのハードウェアが新規のものだったとしても、更新前のシステム同様に動作するよう設定することが可能です。

 インスペクションウェアのお客様

 ◎インスペクションウェア開発者

:インテグレーター  簡素化したユーザーインターフェースを持った専用のCスキャン装置などを開発、販売

:機械メーカー  オートクレーブ、押出機、パイプ製造、溶接機などを監視するアプリケーションとして

         インスペクションウェアのアプリケーションを導入

:研究者  先進技術を商業化のため工場に短期間で導入

:進歩的なユーザー  所有する機械とユーザーインターフェースを自由に設定、維持。

 ◎エンドユーザー

インスペクションウェアを使用し、開発された製品を購入された皆様。

------インスペクションウェアのアプリケーション例

探傷シュミレーション

インスペクションウェアの持つ簡単なシミュレーションを紹介します。インスペクションウェアの持つCAD機能を使用し検査材を作り、内蔵するAスコープを使用しX-Y走査でスキャニングして探傷するシミュレーションをすることができます。Cスコープの左側は、肉厚測定モードで、右側はTOFモードです。

実探傷画像処理の例

インスペクションウェアは、スキャナーの画像処理を容易に行うことができます。左図は探傷データをインポートしてインスペクションウェアで画像処理しA,B,Cスコープ画像を表示した例です。インスペクションウェアはモーションコントローラを持っていますので、超音波探傷器と走査機構部を接続し、システム全体をを構築することが可能です。

TOFによるCスコープ画像

カナダコインを実際に探傷した例を示します。この処理ではエコー高さではなくTOFによりCスコープを表示しています。インスペクションウェアのカラーパレットは自由度が大きく、自由な設定ができ、コインの凹凸の微妙な変化を綺麗に映像化しています。

 

OEMPAとの接続例 フェーズドアレイUTとの接続例

OEMに特化したフェーズドアレイ探傷器のOEMPAとインスペクションウェアを接続した例を示します。通常の開発はC++などの開発言語を使用して、ソフトウェアを作成します。インスペクションウェアは開発言語を使用せずにTool Manager上の機能ブロックをドロップアンドドローの操作で、OEMPAのユーザーインターフェースを簡単に作ることができます。

続く>>